海外輸送梱包ガイド
商談で取引が成立し輸送の準備に取り掛かるときに、梱包方法について不安に思うことがあるかと思います。ここでは一般的な梱包方法について簡単にまとめましたので、発送前にご一読ください。
輸送する商品が輸入国側で規制があったり、書類の提出が必要な場合があります。商品を円滑にバイヤーの手元に届けることも輸出にとって大変重要ですので、梱包に関して不安がある場合や特殊な商品を送る場合は、事前に輸送会社にご相談いただくことをおすすめします。
用意するもの
梱包材を選ぶ際の注意事項を確認して、適切な梱包材を用意してください。
梱包資材(ダンボールなど)
粘着テープ(ガムテープなど)
緩衝材



大事な商品の破損を防ぐために、ダンボールなどの資材で梱包します
封をするだけでなく、ダンボールの補強などにも使用します
箱の隙間に詰めて商品の破損を防ぎます。
緩衝材の選択
緩衝材には様々な種類があります。これらは全て異なる性能があり、用途に合わせて適切に使用することが重要です。
袋状緩衝材
発砲タイプ 緩衝材
エアクッション



空気入りの緩衝材で、エアパッキンともよばれています。大きさや材質など様々なタイプがあります。
段ボールや木箱などに入れた商品の隙間に入れて商品を固定します。袋詰めのものも大小あります。
袋状緩衝材と違って、購入してから空気を入れることができるタイプもあるので、置き場に困りません。
巻段ボール 緩衝材
包装紙クッション材
ボトル保護メッシュ



巻段ボールは、加工が自由自在のため、形が特殊なものや養生シートとしても使われます。
低コストで高性能。カッティングしてあるものは小さい箱に向いています。大きい箱はクラフト巻紙が効果的。
ボトルを輸送するときに他の瓶にぶつかったり擦れたりしないようにするために使用します。
梱包材を準備する際の注意点
梱包材を準備するにあたって、いくつか確認すべき点があります。
内容
確認すること
材質
商品の重量に確実に耐えられる強度と耐久性のある梱包材を選びます。
例)高品質の厚みがある段ボール箱
※中古品は強度が損なわれている可能性があるので新品を使用します。
サイズ
商品を均等に適量を詰めることにより、箱が壊れることを防げます。輸送する商品にあったサイズの箱などを選びます。
※商品を詰める際は商品を箱の中央に置き、側面から6cm離します。
※複数の商品をまとめて送る際は、それぞれの商品がぶつからないように1つずつ梱包したり、箱の中を仕切るなどをしてください。
強度
梱包材の構造や強度が表示されているメーカーの刻印を確認し、必要に応じて梱包材のサプライヤーに詳細を確認してください。
適切な梱包方法 隙間を残さないように詰めましょう
箱の中の隙間を埋めることで、商品が箱の中で揺れるのを防ぎ、商品自体と箱の内壁へのダメージが回避できます。
-
箱の底に隙間を埋める緩衝材を敷き詰めます。
-
商品を中央に置き、商品の周りに緩衝材を詰めます。
-
最後に上部に緩衝材を埋めてください。
緩衝材は、商品の重量などを考慮して、十分に支えられるものを使用することが重要です。緩衝材の中には、商品の重量で沈んだり、縮むことがあります。その場合、箱の中に隙間ができてしまい、商品が破損する恐れがありますので、心配な場合は専門業者に確認することをおすすめします。
商品の配置に注意しましょう
商品を箱の中に置く際に、箱の中央に置き、側面から6cm離れるようにおいてください。

内容は個別に包み、仕切りを設けましょう
1つの箱に複数の商品を入れる場合は、商品を個別に包み、板紙の仕切りなどで商品同士が接触しないように分けていれます。

最後に封をします
箱を密閉することで輸送中に商品が壊れることがないように保護します。
感圧粘着テープを使用しましょう
強度と耐久性がある感圧粘着テープを使用することをおすすめします。
-
ポリプロビレンテープ(プラスチックテープ)
-
ビニール粘着テープ(絶縁用/防湿テープ)
-
繊維強化紙テープ(ダクトテープ)
おすすめしません
セロハンテープ
マスキングテープ
ひも/ロープ



貨物に使用するには、強度が弱いため、使用しないこと。
セロハンテープと同様、貨物には強度が弱いため、使用しないこと。
紐やバンドを使用しなくても、常に重量に耐えられる梱包をすること。
封をします
すべてのつなぎ目部分をテープでとめてください。
-
ふたの中央部分のつなぎ目に1本テープを貼ります。
-
端の2ヶ所のつなぎ目にテープをそれぞれ貼ります。(ガムテープを箱の端の長さよりも長めに切って、つなぎ目がでないように張るのがポイント)
-
重量の重い商品を梱包した場合、さらに底部にも上部と同様にテープを貼ります。

梱包材を選ぶ際の注意事項を確認して、適切な梱包材を用意してください。
梱包資材(ダンボールなど) | 粘着テープ(ガムテープなど) | 緩衝材 |
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大事な商品の破損を防ぐために、ダンボールなどの資材で梱包します | 封をするだけでなく、ダンボールの補強などにも使用します | 箱の隙間に詰めて商品の破損を防ぎます。 |
緩衝材には様々な種類があります。これらは全て異なる性能があり、用途に合わせて適切に使用することが重要です。
袋状緩衝材 | 発砲タイプ 緩衝材 | エアクッション |
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空気入りの緩衝材で、エアパッキンともよばれています。大きさや材質など様々なタイプがあります。 | 段ボールや木箱などに入れた商品の隙間に入れて商品を固定します。袋詰めのものも大小あります。 | 袋状緩衝材と違って、購入してから空気を入れることができるタイプもあるので、置き場に困りません。 |
巻段ボール 緩衝材 | 包装紙クッション材 | ボトル保護メッシュ |
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巻段ボールは、加工が自由自在のため、形が特殊なものや養生シートとしても使われます。 | 低コストで高性能。カッティングしてあるものは小さい箱に向いています。大きい箱はクラフト巻紙が効果的。 | ボトルを輸送するときに他の瓶にぶつかったり擦れたりしないようにするために使用します。 |
梱包材を準備するにあたって、いくつか確認すべき点があります。
内容 | 確認すること |
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材質 | 商品の重量に確実に耐えられる強度と耐久性のある梱包材を選びます。 例)高品質の厚みがある段ボール箱 ※中古品は強度が損なわれている可能性があるので新品を使用します。 |
サイズ | 商品を均等に適量を詰めることにより、箱が壊れることを防げます。輸送する商品にあったサイズの箱などを選びます。 ※商品を詰める際は商品を箱の中央に置き、側面から6cm離します。 ※複数の商品をまとめて送る際は、それぞれの商品がぶつからないように1つずつ梱包したり、箱の中を仕切るなどをしてください。 |
強度 | 梱包材の構造や強度が表示されているメーカーの刻印を確認し、必要に応じて梱包材のサプライヤーに詳細を確認してください。 |
隙間を残さないように詰めましょう
箱の中の隙間を埋めることで、商品が箱の中で揺れるのを防ぎ、商品自体と箱の内壁へのダメージが回避できます。
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箱の底に隙間を埋める緩衝材を敷き詰めます。
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商品を中央に置き、商品の周りに緩衝材を詰めます。
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最後に上部に緩衝材を埋めてください。
緩衝材は、商品の重量などを考慮して、十分に支えられるものを使用することが重要です。緩衝材の中には、商品の重量で沈んだり、縮むことがあります。その場合、箱の中に隙間ができてしまい、商品が破損する恐れがありますので、心配な場合は専門業者に確認することをおすすめします。
商品の配置に注意しましょう
商品を箱の中に置く際に、箱の中央に置き、側面から6cm離れるようにおいてください。
内容は個別に包み、仕切りを設けましょう
1つの箱に複数の商品を入れる場合は、商品を個別に包み、板紙の仕切りなどで商品同士が接触しないように分けていれます。
最後に封をします
箱を密閉することで輸送中に商品が壊れることがないように保護します。
感圧粘着テープを使用しましょう
強度と耐久性がある感圧粘着テープを使用することをおすすめします。
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ポリプロビレンテープ(プラスチックテープ)
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ビニール粘着テープ(絶縁用/防湿テープ)
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繊維強化紙テープ(ダクトテープ)
おすすめしません
セロハンテープ
マスキングテープ
ひも/ロープ



貨物に使用するには、強度が弱いため、使用しないこと。
セロハンテープと同様、貨物には強度が弱いため、使用しないこと。
紐やバンドを使用しなくても、常に重量に耐えられる梱包をすること。
封をします
すべてのつなぎ目部分をテープでとめてください。
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ふたの中央部分のつなぎ目に1本テープを貼ります。
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端の2ヶ所のつなぎ目にテープをそれぞれ貼ります。(ガムテープを箱の端の長さよりも長めに切って、つなぎ目がでないように張るのがポイント)
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重量の重い商品を梱包した場合、さらに底部にも上部と同様にテープを貼ります。

箱を密閉することで輸送中に商品が壊れることがないように保護します。
強度と耐久性がある感圧粘着テープを使用することをおすすめします。
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ポリプロビレンテープ(プラスチックテープ)
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ビニール粘着テープ(絶縁用/防湿テープ)
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繊維強化紙テープ(ダクトテープ)
セロハンテープ | マスキングテープ | ひも/ロープ |
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貨物に使用するには、強度が弱いため、使用しないこと。 | セロハンテープと同様、貨物には強度が弱いため、使用しないこと。 | 紐やバンドを使用しなくても、常に重量に耐えられる梱包をすること。 |
すべてのつなぎ目部分をテープでとめてください。
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ふたの中央部分のつなぎ目に1本テープを貼ります。
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端の2ヶ所のつなぎ目にテープをそれぞれ貼ります。(ガムテープを箱の端の長さよりも長めに切って、つなぎ目がでないように張るのがポイント)
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重量の重い商品を梱包した場合、さらに底部にも上部と同様にテープを貼ります。